【結論】腰痛改善のカギは、「体の使い方」にある
腰が痛くなる原因の多くは、
グッズ不足でも、運動不足でもなくて、日々の“体の使い方”のクセ。
そこから起きる骨盤の歪み。
✔ 座るときの姿勢
✔ 動くときの重心のかけ方
✔ 寝ているときの体勢やマットレスの硬さ
たったこれだけで、腰の負担は倍にも半分にも変わる。
柔道整復師として現場に立ってきた中で、
「いいグッズを使っても腰痛が改善しない人」には、共通して“体の使い方の悪いクセ”がある。
逆に、動きや姿勢を見直すだけで、腰が驚くほどラクになった人も山ほど見てきた。
今回は、そんな「腰にやさしい座り方・動き方・寝方」のコツを、今日からすぐできるレベルでまとめました。
道具より、まず体の使い方。
ぜひこの機会に、日常のクセを見直してみてほしい。
腰にやさしい座り方ってどうすればいいの?
◆ コツ① 骨盤を立てて座る
やわらかいソファにズドンと座ると、骨盤が後傾して腰が丸まり、負担がかかる。
→お尻の位置を一番奥まで座る。これだけで意識しなくても理想的なポジションになる。
それが難しければ、少し硬めのイスに浅めに座り、骨盤を立てて背筋が自然に伸びるポジションを意識する
◆ コツ② 足裏を床にベタッと
足が浮いていると、腰ががんばって上半身を支えることになる。
→足裏をしっかり床につけ、膝は90度。足台を使って調整するのもおすすめ。
※足は組まないこと
腰にやさしい動き方とは?
◆ コツ① 腰じゃなく股関節を使って動く
荷物を拾うとき、顔を洗うときなどに腰から曲げるとNG。
→膝を軽く曲げ、股関節から折るようにして動くのが正解。
◆ コツ② ひねり動作を避ける
洗濯物をひねる、片手で荷物を持つなどのねじる動作は腰に強いストレス。
→両手で正面から、体全体で動くことを意識しよう。
腰にやさしい寝方のコツ
◆ 腰のことを考えたら横向き。次点で仰向け。
この二つなら骨盤に優しいので腰痛になりにくい。
あとは寝返りが打ちやすいやや硬めの寝具がおすすめ。
柔道整復師がよく伝えてる「体の使い方習慣」
- トイレやソファでスマホを見続けない(骨盤崩れる)
- 鏡の前で1日1回だけ「まっすぐ立ててるか」チェック
- 朝起きたら、まず軽く腰を左右にひねって深呼吸
グッズやストレッチよりも、こういう“地味な習慣”の積み重ねの方が効くこともある。
NGな動き方・姿勢
- 柔らかすぎるマットレス
- あぐらでPC作業
- うつ伏せでスマホ
- 重いバッグをいつも片側だけにかける
これらは知らず知らずのうちに腰を壊す代表パターン。今日からちょっとだけ意識を変えてみて。
まとめ|“使い方”が変われば、腰は変わる
腰痛は、いきなり起こるもんじゃない。
毎日の「ちょっとしたクセ」の積み重ねが、ゆっくりじわじわ腰を傷めてる。
だからこそ、「座り方・動き方・寝方」を変えるだけで、腰はちゃんと変わる。
- 骨盤を立てて座る
- 股関節から動く
- 寝るときの姿勢を整える
この3つ、まずはどれか1つだけでもいい。今日からやってみて。
腰がラクになると、仕事もプライベートも、ほんとに変わるから。